徒然なるままに。ITリテラシー、ネットリテラシーってなんだろう、について考えてみた。

この記事を作成しているのは2024年12月の26日。その3日ほど前から騒がれていた内容について気になったことがあって思い切って記事にしてみます。

目次

物議をかもしたのはある美容外科医のこの内容

Instagramで流れた衝撃的な動画。その動画はすでに消去されていますが、とある美容整形外科医(女医のKさん)が、グアムでの研修について述べていました。その内容の中にはこんな言葉が。

「フレッシュなご遺体」「頭がたくさん並んでいるよ」などという言葉と共に、本人がぼかしを入れていたと思っていた写真に、検体の頭部がぼかしなしで映りこんでしまっていた、というもの。

皆さんはこの文面だけを見てどう思いますか?
検体は通常医学の研修のためにこれからの実験のために役に立てられるように、という願いを込めて各大学に生前から「自分の身体は実験に使ってください」という書類と共にその方が生命を全うされたのちに各実験施設や大学病院などに運ばれて実際に解剖されている、という事らしいのですが・・。

フレッシュなご遺体、という表現や、頭部の表現など、通常ではありえない感覚(と著者は思っています。あくまでも個人主観の意見で恐縮です)でそれをSNSに掲載されたことがまずもってタイトルで述べたリテラシーに反するもの、という認識でいます。

この投稿が炎上してさらに炎上したのが院長のSNSでの発言・・

投稿に対して、大変軽率であったことに対して、女子のKさんはアメーバブログで謝罪を掲載しました。でもその中にはさらに炎上してしまう内容の文面がかかれ、さらには、Kさんの勤務する医院の院長がさらに彼女を擁護する発言をしていたことからさらにこの事態が炎上してしまいました。(現在はその発言も削除)

ではなぜこのようなことが起きてしまったのか、という事について少し分析をしました。

SNSでの炎上発言は時短で解決をしなくてはならない、でも。

今回の件に関しては医師として大切な解剖の研修があった、ということは確かなことだと思います。ただ、その発信方法について明らかに大きな過ちを犯してしまった。それに対して責任者が一刻も早くお詫びを入れた内容が大きな誤解を招く発言となってしまった。という事なのかなと推測しています。
こういう時にどうすればよかったのか、少しだけかんがえてみました。
もし自分の家族や、身の回りの人が同じ状況に遭ってしまった時の対応策としても少し参考になればいいなと思います。

まずはすぐにネット関係に詳しい法の専門家にいち早く相談する

これが一番先の対応策だったのではないかと思います。発信の仕方を間違ってしまうと、たくさんの方に迷惑をかけてしまう。それをどのように今後対応すればいいのか、ネット関係、SNSの発信などに詳しい専門家(弁護士さんなど)に相談をすることが先決ではないかと思います。

感情のままに自分の意見だけを述べてしまうのではなく、本当に今必要なことに対しての対応策を考える。これが一番大切なのだなと思います。

先に述べた美容整形外科の院長は、女医のKさんの擁護と、お詫びを感情のままに発信してしまったのかもしれません。一度記載された長文は削除され、その後新たに記載されたお詫びの文章は明らかにこれまでとは違った内容で謝罪をされていました。

でも時すでに遅し・・なんですよね。

一度配信してしまったものは、スクリーンショットなどで記録を残されてしまいます。一度発言してしまったものは二度と却下できない、削除したとしても。です。

その内容の一部ですが・・
私の記憶だけでで恐縮ですが、その院長の発言の中に、海外のぼかしなしの検体の写真が掲載されており、「ね、海外ってこんな風に人のご遺体も平気で映してるから、うちのスタッフも一緒なんだよね」って言ってるように聞こえてしまったのです。でもその院長が掲載していたアメリカの写真の内容は明らかに医学的な専門資料として採用された写真のように写っていて、当該の女医さんの発言で使用された写真とは明らかに主旨も違っていました。

わたしにとってその内容は衝撃を受けたし、人の命を軽々しく扱っているかのように感じてしまう内容でした。人によって感じ方は様々ですが、私の様に感じた方が多かったがゆえにこのような大事件に発展したのではないかな‥と思っています。

とにかく発信には細心の注意を払うこと

特にプライバシーが大きくかかわる内容の発信は細心の注意が必要です。
必要だと感じる、とほんとは書きたかったけど・・でも必要だと感じるレベルの話ではなく、本当にプライバシーが大きくかかわる内容は、細心の注意が必要です。
後になって、配信した内容の投稿に自分の顔が移りこんでいた、というクレームが入りトラブルになってしまう事も出てくるかもしれません。

言葉使いもそうですが、人が見てこれは傷つくだろうな‥という内容は絶対に書かない。
特定の人の事を記載するのであれば、必ず特定の人と分からないような配慮が必要か当該者に確認をする、または、特定の人物であることがわからないような内容記載を事前にしておく、など文章の作成にも配慮が必要だと考えています。

掲載する写真にも細心の注意を。

Instagramやその他SNSに掲載知る写真も十分な配慮が必要です。例えば許可のない人の顔ががうつっていないか、著作権のある作品などではないか、など最新の注意を払って掲載しましょう。

ぼかしが加工が必要な時はしっかり加工をして分からないようにする。これも適当にささっと加工するだけでは先にお伝えしたKさんの様になってしまいます。これくらいで大丈夫でしょ、という感覚で消していたとしてもうっかり映ってはいけないものが掲載されてしまう、ということも起こってしまう可能性があります。

念には念を。という気持ちがとても大切なのだと思います。

思い切って載せない、というのも選択肢。

そもそもそんな繊細な内容を掲載しないといけないのか。ということをしっかり考える。そこも重要なポイントではないでしょうか。微妙だなあ・・というときは何も載せない。という選択肢もあると思います。繊細な情報がたくさんある場合、まずはこの投稿は本当に掲載してもいいのかどうか、ということを自分自身でしっかり冷静に判断できるようになるといいかもしれません。

せっかくたくさん見て頂ける投稿にするのであれば、人を不快にしてアクセスを増やすよりも、もっと楽しく皆さんが笑顔になれる高校で人気を取る方が断然いいですよね。

人の役に立つ、という事はとても難しい事かも知れませんが、投稿内容に充分配慮しながらネット環境を存分に活用して、快適なweb生活と、SNSと仲良くお付き合いできるようになるといいなと感じます。



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この記事を書いた人

milimili代表の楢松千枝です。大阪府在住で、司会ナレーション、動画クリエイター、Canvaクリエイター育成講座、そして京町家いづもの運営など、多岐にわたる仕事をしています。起業歴35年です。
3人の子どもを育てながら、シングルマザーとしての生活を選びました。コロナ禍での仕事の減少や母の認知症をきっかけに、在宅で働ける仕組みの重要性を感じました。
milimiliは、同じような悩みを抱える方々のために、正しい知識と働ける環境を提供したいという想いから立ち上げました。これからも、多くの人々とつながり、笑顔になれる活動を続けていきたいと思っています。

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